Lookup
今日のニュースレターをお届けするのが遅くなってしまいました。週末をポジティブに迎えられるように、と考えてこのコーナーを執筆しているので、金曜の午前中にお届けしたいのですが、今週はちょっと間に合いませんでした。
具体的な時間まで指定しておいたほうが、強制力もより働くかと思うのですが、すべてにおいて明確な時間を指定すべきかどうかというのは悩みどころで。今日は二十四節気では、雨水から啓蟄に移り変わる時期。
目安の日付は設定されているものの、実際の季節の変化を感じながら、必要な準備などできるといいですよね。日付や時間などズレの起こらない目安の設定は大事なことですが、よいタイミングかどうかを感じて、行動する余白も大事なことなのでは、と最近は考えることが増えてきました。
この変化に対する感じ方、向き合い方は、「Change」と「Transition」の違いのようなものではないか、と考えます。コーチであるBeth Densmore氏は、両者の違いについて、次のように表現しているそうです。
「『Change』と『Transition』という言葉は、同じ意味として交互に使われることが多い。しかし、実は、この2つの言葉は、かなり離れた、違う意味を持つ。『チェンジ』は、『1回の出来事(one-time occurrence)』である。一方で、『トランジション』とは、『チェンジ』に取り組む『進行中のプロセス』のことである」
変化に取り組む進行中のプロセスと捉える。日々少しずつ変化は起こっており、そのプロセスの中にあることを感じる。明確に区切るのではなく、連続したもののなかにいると捉える。そうすることで見えることもあるのではないか、と。
これはある種、曖昧さの許容や、ネガティブ・ケイパビリティのようなことにつながっていくのかもしれません。長々とニュースレターの配信が遅れたことの言い訳のような文章を書いてしまいました。来週は目安とする時間にお届けできるようにしますので、引き続きよろしくお願いいします。
─モリジュンヤ
Update
今週更新したinquire.jpの記事をお知らせします。今週はイベントレポートと、いくつかのニュースを掲載しました。また、連載記事も更新していいます。
■ イベントレポート
一般社団法人Deep Care Labが主催する「Weのがっこう」において、「わたしの過去・祖先」というテーマで開講されたモジュールのレポートです。『グッド・アンセスター わたしたちは「よき祖先」になれるか』の翻訳者であり、光明寺の僧侶でもある松本紹圭さんをゲストに招き、「よき祖先にどうなるか」について深めています。
■ 連載:エゴとエコのあいだでダンスをおどる技法を育む、Deep Care Labによる日々の生と葛藤のアーカイブ誌「エゴる、エコる」の第3回を更新しました。
■ ニュース記事
Related Information
今週も、inquire Studioから発信を行いました。ぜひお時間ある際にご覧ください。
株式会社インクワイアからも発信を行なっています。今週は、入稿のポイントをご紹介する記事を掲載しました。
さらに、メディアや編集の可能性を探究し、その担い手として未来の創造に貢献するためのヒントを探るオンラインイベント「editorial studies」を開催します。第1回は3/14(火)です。ぜひご参加ください。
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