#36 状況の複雑さを感じる
映画『バービー』に込められた様々な視点
Lookup
先週はお盆休みをいただいて、ニュースレターもお休みでした。今週からまたお届けしていけたらと思います。
この週末は、グレタ・ガーウィグ監督の映画『バービー』を観に行きました。日本ではそこまで馴染みはありませんが、バービーは「You Can Be Anything（なりたい自分になれる）」というメッセージを発信してきた、マテル社が販売する着せ替え人形。
メッセージの通り、女性をエンパワメントしてきた側面もあれば、フェミニズムを後退させたという側面もあるようで、バービーを取り巻く複雑な状況を映画ではコミカルに描いていました。
バービーが社会に与えてきた影響、販売してきたマテル社、一人ひとりが持つバービーとの思い出、男社会、フェミニズム運動、様々なエッセンスを盛り込み、あちこちに風刺が散りばめられた作品。
こうしたトピックをシリアスに描いた作品よりは、鑑賞後に「あのシーンどうだった？」と話しやすい映画になっていると思います。気になる方は、ぜひ映画館に行った上で、観た人と会話してみてもらえると楽しめるのでは。
Update
お盆中に、戸谷 洋志さんによるジブリの最新作『君たちはどう生きるか』の映画評を掲載しました。こちらの作品も公開後に様々な意見が飛び交っていました。作品の捉え方のひとつとして、こちらの記事もぜひ。
Event
今週はひとつ面白そうなイベントをピックアップ。Human Potential Labが主催するウェビナーが9月に開催されます。「北欧、暮らしの道具店」を運営する株式会社クラシコム代表の青木耕平さんが、京都の実験寺院「寶幢寺（ほうどうじ）」松波龍源さんと対談するイベントです。
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