しばらくお休みしていたので、久々のinuire Letterの配信です。体制の変更などあり、配信が滞ってしまいました。2024年からはまた定期的に配信できるようにしていきます。
Lookup
気づけば2023年もあとわずかとなりましたね。今年も色々なことがありました。数年前に社内でゼミを実施していたときは、年末に1年のニュースを振り返っていたのですが、意外と何があったか覚えてなかったりします。その出来事が生じているときには印象に残っていたとしても、次から次へとなにかがおこると、上書きされていくように先に起きた出来事の印象が薄れてしまう。
世間で生じた出来事だけでもこれですから、自分が経験したこと、思考したことを振り返り、まとめておくことも一苦労です。その瞬間その瞬間は覚えていたとしても、少し時間が経つだけでも記憶は薄れてしまうので、まとめて振り返ろうとすると大変ですよね。それでも1年という期間をまとめて振り返り、次の1年について考えるのは大切なこと。
目標と計画を立て、その実践のための習慣を決め、実施できるようにする。シンプルに表現するとこれだけですが、これもなかなか大変です。とはいえ、まとまった期間を振り返ること、そこから得た学びを踏まえて目標や計画、習慣について考えやすい時期であることは間違いありません。
私もリフレクションの仕方や、目標の描き方、習慣の作り方などのインプットと合わせて、今年のことと来年のことを考えながら過ごしていきたいと思います。みなさんも、良いお年をお迎えください。
Update
さて、今週掲載した記事をお知らせします。配信をお休みしていた間も、ニュース記事はいくつか出していたのですが、すべてを紹介すると量が多いので、今回は信州大学のThink Local Academyの取り組みに伴走した記事をご紹介します。
課題解決ではなく、問いを起点に農業について向き合っていくことを目指して実施されたプログラム。開催前から、開催中のセッション、最終発表会の様子などをレポートさせてもらいました。
自分の内面との向き合い、考えるだけでなく感じることの大切さ、自分なりのミッションなどを踏まえて、フィールドワークを重ねて設定した「問い」が最終発表では共有されました。
課題に対して解決策を考えるというアプローチとは少し異なる本取り組み。ここでは「問い」を起点としていましたが、今後も課題に対する向かい方のオルタナティブはいろいろと出てくるような予感がします。
Book
いくつか、年末年始に読もうと思っている書籍もピックアップしてみました。文化資本についてや、ティール組織とは異なる新しい組織に対するアプローチをまとめた書籍などを挙げています。
文化資本の経営:これからの時代、企業と経営者が考えなければならないこと
ヒューマノクラシー――「人」が中心の組織をつくる
意思決定の質を高める「フレーミング」の力――3つの認知モデルで新しい現実を作り出す
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