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今年は大小含めて選挙が多く、どの選挙も問題をはらんでいました。問題は多々ありますが、なかでも「信頼できる情報を届ける」というのは、改めてしっかりと取り組まなければならないと襟を正しています。小さくともメディアのひとつとして。
それと同時に、情報に触れるさまざまな主体が、どう発信し、どう受けとるかについて向き合う必要があると感じます。オードリー・タン氏は、「正しく情報を理解し、自分のこととして考え、それを誰かに教えていくということ」を「メディアコンピテンス」と表現していました。
このメディアコンピテンスをどう社会のなかで育んでいくかは、非常に大切なテーマだと考えています。他にも、ネガティブ・ケイパビリティや対話する姿勢など、大切な能力や知識はいろいろあります。こうしたものが現代における「自由になるための技法(リベラルアーツ)」なのではないかと。
今年は、なかなか思うように物事を進められておらず、もどかしい時期も長かったのですが、上記のような問いや課題感を持って、知恵や技術を集めて、共有していくための動きを少しずつとっていきたいと考えています。また、お知らせさせてください。
Update
最近、inquire.jpで掲載した記事をピックアップして紹介します。今年もメディアパートナーとしていくつかの活動に伴走させてもらいました。
「Lifestance EXPO 2024」では、事前と事後の取材を行いました。イベントを点ではなく、線で捉えられるようにと考えての取り組みです。「ライフスタンス」という概念を探索しながら、社会に広げていく活動は、今年なにを見つけたのでしょうか。
また、信州大学の「アグリ・トランスフォーメーションを実現する信州農X実践フィールド」事業のひとつである「Think Local Academy」の講座に今年も伴走させてもらっています。ローカルデザイン思考や、問いの立て方、どう地域にダイブするのかなど、わかりやすい技法ではない、知恵について共有する内容です。
それぞれ、メディアパートナーとして伴走するなかで、その活動をアーカイブするお手伝いをすると同時に、メディアとして向き合いたい問いを考える機会にもなっています。来年のことを考える時期にもなってきましたが、来年も「善い経済生態系をつくる」ために、いろんな実践者に伴走したいと思います。
Information
Discordサーバーのご案内
Discordでのコミュニケーションを少しずつ増やしてみています。Slackなどとは異なり、またSNSとも違うゆるやかな双方向性を持ったコミュニティを育てていけないかなと思い描いています。試行錯誤中ではありますが、関心のある方はこちらからどうぞ。
今回もinquire Letterをお送りしました。しばらく不定期の配信が続きますが、引き続きよろしくお願いいたします。