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NPO法人育て上げネットの工藤さんから声をかけていただき、木曜に「少年院スタディツアー」に参加してきました。訪れたのは、茨城県牛久にある茨城農芸学院です。建物内の写真は撮影できなかったので、テキストのみで感想をお届けします。
茨城農芸学院はどのような施設で、入院しているのはどのような少年なのか、今後どのような活動を予定しているかなどのお話を聞き、施設内を案内してもらった上で、意見交換の時間を過ごしました。
少年院という存在を知っていても、実際に足を運び、どんな教育がされているのか、働いている方々はどんな思いで少年たちと寝食をともにされているのかを知るきっかけはありませんでした。
今回は少年院という施設について知るきっかけになっただけでなく、少年院に入る前と出たあとで社会はどのようになっていけるといいのかを考える機会となりました。「少年院に入っていた」という事実は、実態が詳しく知られているわけではないのに、良くないイメージを持たれます。
少年院から出たあとも、生活や仕事をしていかなければなりません。上記のとおり好印象でない状況ではひとつの居場所でも確保は難航することが予想されますが、地域のなかで受け入れる場所が複数なければ、依存先を分散できず、自立も難しいでしょう。
少年院に入る子どもたちは、少なくない割合で家庭での虐待、両親の離婚、いじめ被害などを経験してきているそうです。少年院の中だけでなく、入る前、出た後、地域全体で、彼らをどのように包摂していくのか。知らないこと、考えられていないことがまだまだある。そう感じた時間でした。
育て上げネットさんは、出院した子どもたちに寄り添い、更生と自立を支えるプロジェクトを展開しており、その支援者を募集しています。こちらもぜひ。
今週の配信は遅くなってしまいました。次週はまた金曜に配信できるようにします。
─モリジュンヤ
Update
今週もライフスタンスエキスポのトークセッションのレポートを掲載しています。当日、参加できなかった方も、セッションの模様をご覧ください。
#ライフスタンスエキスポ
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