#78 問いを起点に読者と共創するメディア
Lookup
NPO法人ミラツクが共創メディア「RITE」を立ち上げました。RITEは、読者がテーマや問いを入力すると、ミラツクが蓄積してきた知の基盤、AI、編集部のプロセスが連動し、記事が編まれていくメディアです。読む人が、そのまま問いを差し出す人になり、次の記事づくりに参加していく。読者と書き手の境界をゆるやかにひらく設計が印象的でした。
この事例を見て、改めて「問いを立てること」の重要性を考えています。情報があふれるなかで、何を調べるか、何を深めるか、どの視点から社会を見るかは、問いによって決まります。そして、その問いを起点に記事をつくることは、単に答えを提示するのではなく、読者とともに考えるための場をひらくことでもあります。
この共創が可能になっている土台には、これまで蓄積されてきた信頼できる情報やナレッジが欠かせません。価値ある情報をどうアーカイブし、どう検索可能にしていくのか。そこに、AI時代のメディアづくりの大きなテーマがあるように感じます。
読むことが、次の問いを生み、その問いがまた新しい記事や対話につながっていく。そんな循環を、少しずつ育てていくにはどうしたらいいのか。inquire.jpでも、問いを立てること、問いから記事をつくること、読者や実践者と共創していくこと、そしてそれらを支える知の蓄積のあり方について、考え続けていきたいと思います。
inquire / モリジュンヤ
Information
こちらはイベント情報など、inquireからのお知らせを掲載するコーナーです。
Event
inquiring futures #2「自律する組織を問い直す」
ティール組織、ソース原理といった組織のあり方が広まる一方で、形骸化や理念先行の弊害も見え始めました。AIも組織の一員になりつつある今、改めて「自律する組織」はどうあるべきなのでしょうか。
ゲストには、山田裕嗣さん(令三社)と中村真広さん(ウィルネクスト)をお迎えします。自律する組織とは、そもそもどのような営みなのか。誰のための、何のためのものなのか。どのように構築し、どのように運営していくものなのか。参加者とともに問い直します。
日時:2026年6月25日(木)19:00〜21:30(開場 18:30)
会場:HOME WORK VILLAGE 209教室
参加費:2000円
NPO法人soar主催「人の可能性を開くチームとリーダーシップ」
6月29日(月)から、モリが理事として運営に参加しているNPO法人soarが開催する、全7回のオンライン講座「人の可能性を開くチームとリーダーシップ」にインクワイアとして協賛しています。
この講座では、関わる人たちの可能性がひらかれ、葛藤や変化を含んだプロセスのなかから創造が生まれていくような、チームとリーダーシップのあり方を探求していきます。
現代の「結果」を重視する組織では、葛藤や迷いが後回しにされがちですが、感情や衝動を置き去りにすると、チームは少しずつ閉じてしまいます。だからこそ、揺らぎを含んだ「プロセス」に目を向け、人が本来の力を発揮し、一人ひとりが自分の意思や願いから行動していくチームづくりを一緒に考えられたらと思います。
Pickup
編集部がピックアップしたイベント情報などをお知らせします。
ROOT CROSSING 〜地域という越境フィールドで、プロジェクトの推進力を磨く2日間〜
6月13日(土)に、EDIEEE合同会社 と一般社団法人越境実験室が共催し、「ROOT CROSSING 〜地域という越境フィールドで、プロジェクトの推進力を磨く2日間〜」というイベントを実施します。
自分なりのプロジェクト推進の「型」を持つ実践者を対象に、異業種・異領域への「越境」を通じて、その型を客観視し、地域課題を題材にした2日間の実践でアップデートを図るプログラムとなっています。
ご関心のある方は、以下より詳細をご覧ください。
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